ルネサス テクノロジは,台湾PowerChip Semiconductor Corp.(PSC)と,2007年2月にメモリ設計を専門とする合弁会社を設立すると発表した(発表資料)。ルネサス テクノロジは,デジタル家電や通信機器向けのSiP(system in package)製品に搭載するカスタム・メモリの設計力向上が課題となっていた。一方,ファウンドリが主力事業であるPSC社は,自社ブランドのメモリの品ぞろえを拡充するための設計力の強化が課題となっていた。この新会社設立によって,両社はメモリ設計の効率化を図る。出資比率はルネサス テクノロジが35%,PSCグループが65%となる。