米Microsoft Corp.は,2006年11月14日に発売予定の携帯型音楽プレーヤー「Zune」について,売り上げの一部を米Universal Music Groupに著作権使用料として支払うことを決めた。Zune向けの音楽配信サービスから発生する著作権使用料とは別なものになる。1台当たりいくら支払うかといった金額の詳細は未公開。Microsoft社によると,楽曲の著作権を保有する他の企業にも同じような契約を申し出ている。

 米Apple Computer, Inc.の「iPod」について,Apple社の成功に比べて楽曲の著作権を保有するレコード会社などの利益が少ないという指摘があった。Microsoft社の今回の決断は,こうした批判を回避するためのものとみられる。