米Texas Instruments Inc.の2006年7月~9月期決算は5四半期連続で2ケタの増収増益となった(発表資料日本語訳)。売上高が前年同期比13%増の37億6100万米ドル,営業利益は同22%増の9億3000万米ドルだ。

 アナログ半導体の売上高は前年同期から15%増加。特に同社が高付加価値品に分類する製品群は37%の成長を記録した。DSPの売上高も携帯電話機向けの需要が旺盛で,前年同期実績を12%上回っている。汎用ロジックICやDLP(digital light processing)製品など,同社が「その他」と位置づける半導体製品の売上高も前年同期比12%増となった。

 ただし,半導体事業の受注高は,直前四半期から12%減,前年同期とほぼ同等の33億1000万米ドルにとどまっている。

 2006年10月~12月期の同社全体の売上高は34億6000万~37億5000万米ドル,半導体事業の売上高は33億9000万~36億6000万米ドルを見込む。なお,2005年10月~12月期は全社の売上高が35億9100万米ドル,半導体が32億2500万米ドルだった。

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