キヤノンと東芝,および両社の合弁会社「SED」は,パシフィコ横浜で開催中の「FPD International 2006」で,55型のSEDパネルを展示している。CEATEC JAPAN 2006での展示と同様に,1920×1080画素の,いわゆる「フルHD」品である。
今回の展示品のコントラスト比は,10万対1だという。CEATEC JAPAN 2006での展示品は5万対1だった。「性能は日々向上している。何かを改良したというわけではない」(SED)。デモでは,10万対1のコントラスト比をアピールする映像も表示させた。
SEDの展示ブースは,一般の展示会場(1F)とは別の場所にある。展示ホールの2Fアネックスホールにおいて,CEATECと同様のシアター形式で3台のパネルを配置している。シアターの定員は約100人で,1時間に3回のペースで来場者を入れ替える。