米Ambric, Inc.は,360個のCPUコアを搭載して演算能力を1TOPSに高めたプログラマブルLSI「Am2450」とその関連製品を2007年1月から出荷を始める。多数のCPUコアを並列に動作させるマルチコア型プロセサの一種で,映像やグラフィックスなどのマルチメディア処理に向ける。Am2450の動作周波数は333MHzで,マルチメディア処理を得意とするDSPに比べて消費電力を抑えられるという。「当初の適用先は,現在高性能のDSPが使われている用途になるだろう。既存のDSPに比べて,消費電力は低くソフトウエア開発は容易になる」(Ambric社 CEO 兼 ChairmanのHoward Rubb氏)。
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