台湾Hon Hai Precision Industry Co., Ltd.(鴻海精密工業,通称Foxconn)は,2006年上半期の単体決算を発表した。単体売上高は,対前年同期比30%増の3595億台湾ドル(約1兆2583億円)。単体営業利益は,同35%増の122億台湾ドル(約427億円)である。

 営業利益率は,3.4%と前年同期から0.1ポイント向上した。税引き後の純利益も,海外子会社からの投資収入を受けて拡大している。対前年同期比40%増の228億台湾ドル(約796億円)だった。純利益率は,6.3%と0.4ポイント高くなっている。

 Hon Hai社 SpokespersonのEdmund C.A. Ding氏は「予想通りの決算だった」という。同社は,採算性を保ちながら売上高を年率3割伸ばすことを経営目標に掲げている。目標を達成した上で利益率を高められたことに, 同社はさらなる成長への自信を深めているようだ。