米Freescale Semiconductor, Inc.は2006年第2四半期(4月~6月)の業績を発表した(PDF形式の発表資料)。売上高は対前年同期比9%増の15億9900万米ドル,営業利益は同83%増の2億5100万米ドルである。営業利益率は前年同期から5ポイント以上上昇して15.7%となった。製品系列の改善によるものと同社は説明する。

 車載用製品および標準製品部門の売上高は対前年同期比7%増の6億9700万米ドル,ネットワーキングおよびコンピューティング・システム部門は同4%減の3億7000万米ドル,ワイヤレスおよびモバイル・ソリューション部門は同23%増の5億1400万米ドルだった。営業利益は,車載用製品および標準製品部門で前年同期の約2倍となる1億4400万米ドル,ネットワーキングおよびコンピューティング・システム部門で17%増の1億200万米ドルを計上した。前年同期は赤字だったワイヤレスおよびモバイル・ソリューション部門も2600万米ドルの利益を計上している。

 第3四半期(7月~9月)の業績見通しについては,売上高15億2500万~16億2500万米ドル程度を見込む。粗利益率は第2四半期の46%と同等を維持する見通しだ。なお,前年の第3四半期は売上高が14億5000万米ドル,粗利益率は43.3%だった。

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