↑総合得点(百点満点)
 シニア層向けパソコン教室の運営などを手掛けるマミオンは,家電メーカーのWWWサイトの使いやすさに関してシニア層を対象に調査を行った。これによれば,総合評価が最も高かったのは松下電器産業,次いで三菱電機,キヤノンとなった。

 調査方法は,インターネットの利用歴が1年以上の52~64歳の男女9人が,実際に各メーカーのサイトにアクセスして,修理問い合わせ電話番号を探すという実験と,使ってみての感想を聞き取るアンケートを組み合わせたもの。問い合わせ先を探す実験では,平均達成率(探そうと試みた回数に対する見つかった回数の割合)が52%にとどまっている。シャープや松下電器のサイトでは比較的,少ないクリック数で目的のページにたどりつける人が多かった。

 読みやすさについてのアンケートでは,松下電器が1位,キヤノンが2位となった。マミオンは,「文字が小さく行間・字間が詰まっているページは読む気持ちを失わせてしまう。創英角ゴシックなどの太いフォントによる画像は画面上でつぶれて見えることがある。寸法などの製品情報でカタログをそのまま画像として載せているような場合,読み取ろうと努力しても見えない場合がある」と指摘している。