オランダRoyal Philips Electronics社は,2006年末までに半導体事業部門を本体から分離することを正式に発表した(リリース)。子会社化はせず,部門を他社へ売却することも検討中とする。

 Philipsは,2005年12月に半導体部門の分離の意向を明らかにしていた。今回の発表では,同部門を独立会社とした場合に,株主保有率を50%未満にすることを明らかにした。

 同社の発表資料には,今回の決定に関する同社President & CEO,Gerard Kleisterlee氏のコメントが記載されている。「ここ数カ月間,われわれは半導体部門を切り離すか,他の選択肢があるかどうかについて検討を続けてきた。その結果,同部門を分離独立させ,Philips本体は医療やライフ・スタイル関連分野へとビジネスの軸を移すことを決めた。これは“Sense and Simplicity”というわれわれが掲げるミッションに沿うものだ」。