毎年恒例の「SID」のシンポジウムが,6月6日,米国カリフォルニア州サンフランシスコ市の「Moscone Convention Center」で始まった。今回の特徴は論文の多さであり,なんと524件が発表される。内訳は,口頭発表294件,ポスター発表230件である。昨年6月にボストンで開催された「SID 2005」の発表論文は453件だった。このときも「多い!」と感じたが,今回はそれを16%も上回る数である。ディスプレイ技術の進展や産業の繁栄は喜ばしいが,論文の質もそれに伴っているのだろうかと心配になる。
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