BREW Developer Awardsの受賞者
BREW Developer Awardsの受賞者
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日本から受賞したナビタイムジャパン,ソニー/メディアソケット,メディアシーク/3G Vision社のみなさん
日本から受賞したナビタイムジャパン,ソニー/メディアソケット,メディアシーク/3G Vision社のみなさん
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 コンテンツ開発者を対象とした表彰「BREW Developer Awards」では,日本の3社が開発したソフトウエアが受賞した。

 最も有望(Best Up and Coming)部門で受賞したのは,ナビタイムジャパンとKDDIの「EZナビウォーク」。3次元の画像を利用した,歩行者ナビゲーション・サービスである。ナビタイムジャパンとKDDIは同Awardsの常連であり,今回が4度目の受賞になる。

 コミュニケーション部門ではソニーとメディア・ソケットの「うたとも」が受賞した。うたともは,KDDIが提供する音楽サービス「au LISTEN MOBILE SERVICE(LISMO)」と共に提供されるコミュニティ・サービス。ユーザーの音楽再生履歴を基に,似たような嗜好を持つユーザーの履歴などを参照してお勧めの楽曲を表示したり,ユーザー間でプレイリストやコメントをやりとりしたりできる。パソコンでも同じようなコミュニティ・サイトがあるが,携帯電話機独自の機能も用意した。例えば,位置検出機能を利用し,「ご当地」で人気のある楽曲ランキングなども見ることができる。

 情報部門では,メディアシークとイスラエルの3GVision Inc.が共同開発した「バーコードリーダー&メーカー」が受賞した。同ソフトウエアは,携帯電話に登録されたユーザーのプロフィールやアドレス情報から2次元バーコード(QRコード)を生成し,携帯電話機の画面に表示するもの。このQRコードをユーザー同士が読むことにより,電話番号やユーザー名,電子メール・アドレスなどを受け渡すことができる。

 同Awardsは8つの部門ごとに3社を最終候補として選考,そのうち1社を「BREW 2006 Conference」の会場で発表した。残る5部門は,米国が4社,中国が1社である。