豊田自動織機は,「人とくるまのテクノロジー展 2006」(2006年5月24~26日,パシフィコ横浜)で,家庭用の電源で2次電池を充電可能な,いわゆる「プラグイン・ハイブリッド車」に向けたインバータを展示した。AC電源として車内で利用するため,ハイブリッド車の2次電池からの直流電流を交流に変換する従来のインバータとしての機能に加えて,家庭のAC電源からの交流電流を直流に変換して2次電池を充電する機能を備える。しかも,インバータとDC-DCコンバータには同じ回路を利用できるのが特徴である。今回の開発品は,2次電池の充電に200Vの家庭用AC電源を使うことを想定している。充電電力は最大3kW。一方,AC電源を車室内で利用する場合は,288Vの2次電池からの出力を交流100Vに変換する。周波数は60Hzまたは50Hz。出力は最大3kWまで利用可能である。
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