NTTドコモは,同社の携帯電話機に米Microsoft Corp.の「Windows Media」技術を搭載することを決めた。

 まず,NTTドコモが2006年5月11日に発表した「FOMA F902iS」に音楽再生ソフトウエア「Windows Media Audio(WMA)」と著作権保護機能「Windows Media Digital Rights Management 10」を搭載した。従来の対応フォーマットはAAC/ATRAC3だった。今回WMAを採用した理由は,パソコン向け音楽配信サービスでの利用実績が多いからだという。会見では,WMA対応の音楽配信サービスとして,16サイトを紹介した。

 今回の発表ではWindows Media対応機種は1機種だけだが,今後搭載機種を増やしていくとした。さらに,海外でiモード対応サービスを提供している通信事業者の端末にも,同技術の搭載を検討するという。