英Sony Ericsson Mobile Communications ABの2006年第1四半期(2006年1月~3月)における携帯電話機の販売台数は,対前年同期比41%増の1330万台だった(発表資料の日本語訳)。売上高は同55%増の19億9200万ユーロ,当期純利益は3倍以上となる1億900万ユーロである。

 平均販売単価も直前四半期から4%上昇し,149ユーロとなっている。日本市場でKDDIからFeliCa機能搭載のEV-DO端末「W41S」が,NTTドコモからSony Ericsson社で初めてのFOMA端末「SO902i」が発売されるなど,上位機種の売上構成比が増加したことが平均単価上昇につながったとする。

 なお,同社は2006年の携帯電話機の世界市場規模について予測を上方修正しした。従来は,2005年の推定市場規模7億8000万台に対して10%の増加(8億5800万台程度)を見込んでいたが,9億台を突破するとの見通しへ修正している。

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