米QUALCOMM Inc.と中国TechFaith Wireless Communication Technology Ltd.は,無線機器向けアプリケーション・ソフトウエアを開発する合弁企業「TechFaith Software China Ltd.(TechSoft社)を設立する。まずは,第3世代移動体通信(3G)対応の端末向けのソフトウエアを開発するという。出資額は,QUALCOMM社とTechFaith社合わせて3500万米ドルに達する。

 QUALCOMM社は2003年6月,CDMA関連機器やアプリケーション・ソフトウエア,サービスを開発する中国のベンチャー企業に対して総額1億米ドルを投資する計画を発表していた。今回の出資はその一環となる。TechFaith自身,QUALCOMM社が中国で初めて出資した携帯電話機のソフトウエア開発企業である。