100万個規模の供給を不安視

 プレイステーション2は,独自仕様のメモリ・カードである「メモリーカード」のスロットを二つ備える。ソニーが開発した著作権保護技術である「MagicGate」を組み込んだ8Mバイトの「メモリーカード」を標準添付する。ソニーが普及に力を入れている自社開発のメモリ・カード「メモリースティック」のスロットは用意しなかった。

 メモリースティックのスロットを備えなかった理由について,発表会場で関係者は「特にソニー側からのプレッシャーは感じなかった。100万台のプレイステーション2に添付するたけのメモリースティックが用意できるかどうかという不安もあった」と語った。