快眠システム設置例
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左から,非接触睡眠センサと快眠環境コントローラ
左から,非接触睡眠センサと快眠環境コントローラ
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 松下電工は,睡眠に適した環境を整える「快眠システム」の受注を2006年4月1日に開始する。当初はホテルや企業内施設向けに販売し,2007年からは戸建てやマンションなど一般ユーザーにも向ける。2008年には快眠環境を部屋ごと提供する「スイミンソリューション事業」で年間50億円の売り上げを目指す。

 快眠システムは,快眠環境コントローラ,非接触睡眠センサ,照明器具,電動マット,AV機器,エアコン,電動ベッドなどで構成する。快眠環境コントローラに起床時刻を入力すると,「入眠前くつろぎ」「入眠誘導」「睡眠中」「起床誘導」「お目覚め後」の五つの状態に適した環境を,照明やAV機器,空調などを赤外線信号で制御しながら作り出す。

 シート状の非接触睡眠センサをマットの下に設置すれば,ユーザーの動きや心拍数などで把握した睡眠状態に合わせて,快眠環境コントローラが5つの状態を切り替える。そのほか,ユーザーがベッドから離れたことを非接触睡眠センサが感知した場合に,足元を照らす照明やトイレに至る照明などを点灯させたり,ユーザーがベッドに戻ると照明を消すといった制御ができる。