松下電器産業は,2005年12月上旬に韓国Samsung SDI Co.,Ltd.が同社を訴えていたPDP関連特許の訴訟に対して,2005年12月29日,米国のカルフォルニア州とペンシルベニア州の米連邦地方裁判所に反訴したことを明らかにした。この反訴で松下電器産業は,韓国Samsung SDI社のPDP関連特許の無効を主張している。またカリフォルニア州の連邦地裁では,松下電器産業が保有するPDP関連特許を韓国Samsung SDI社が侵害しているとして損害賠償請求もしているという。松下電器の特許はPDPの製法や駆動方法に関するものなどで,「係争中なので詳細は明らかにできない」(松下電器産業)とする。また松下電器産業はDRAM関連特許に関して韓国Samsung Electronics Co.,Ltdを提訴している。

【訂正】当初の記事では,松下電器産業は今回の反訴とは別に,同社が保有するPDP関連技術を韓国Samsung SDI Co.,Ltd.が侵害しているとして,米国のカリフォルニア州の米連邦地方裁判所に提訴しているとしましたが,正しくはカリフォルニア州での反訴の中にこの損害賠償請求が含まれているため,記事を訂正しました。また当初の記事では,「松下電器産業が保有するPDP関連技術としていましたが,正しくはPDP関連特許の誤りです。お詫びして訂正いたします。すでに記事は訂正してあります。