携帯型動画プレーヤ「FM30」。1.77インチの有機ELパネルを表示装置として備える。
携帯型動画プレーヤ「FM30」。1.77インチの有機ELパネルを表示装置として備える。
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Blu-ray Discプレーヤを2006年の戦略製品に位置付ける
Blu-ray Discプレーヤを2006年の戦略製品に位置付ける
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HDD録画機を内蔵したPDP/液晶テレビ受像機を投入へ
HDD録画機を内蔵したPDP/液晶テレビ受像機を投入へ
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 「2006 International CES」の開幕を明日に控え,韓国LG Electronics, Inc.は記者会見を開催し,2006年に投入する主な製品群を明らかにした。同社が米国市場に本腰を入れ始めたのは2003年から。約3年が経過したに過ぎないが「現在,約65%の消費者がLGブランドを認知している」(同社)と急成長を遂げたことをアピールした。これまでに引き続いてデジタル家電や携帯電話機に軸足を置きながら,シェアの拡大を図る方針という。

 2006年におけるデジタル家電分野の主な製品例として,LG Electronics社はBlu-ray Disc プレーヤ,HDD録画機を内蔵したPDP/液晶テレビ受像機,HD映像を再生できる携帯型動画プレーヤなどを挙げた。これらの製品例はいずれも,1月5日から始まる展示会に出展する予定である。

 Blu-ray Discプレーヤの製品化時期は,2006年4月~5月になる見通しとした。著作権保護技術などの動向をみながら,製品化の環境が整い次第,直ちに市場に投入する準備を進めているという。価格についてはコメントを避けた。

 HDD録画機を内蔵したPDP/液晶テレビ受像機については,薄型テレビの大型化や高画質化とは別の差異化軸として位置づける。録画機能はHD映像に対応し,容量160GバイトのHDDを内蔵する予定という。

 HD映像に対応する携帯型動画プレーヤは,MPEG-4方式で動画を録画再生する機能を組み込む。1.77インチの有機ELパネルを表示装置として備える。

 このほか 同社が2006年に投入する 携帯電話機の新製品も紹介した。米QUALCOMM社の 「MediaFLO」技術に対応した製品(関連記事)や,音楽配信サービスに対応した機種,子供向けの製品などを投入するとした。