米TiVo Inc.は,HDDレコーダ端末を使ってテレビ広告を検索する機能を2006年春に提供する(英文の発表資料)。同社のHDDレコーダを利用する加入者が,「自動車」や「旅行」といった製品やサービスの分野や,広告に関連付けられたキーワードを使ってテレビ広告を検索し,視聴できるようにする。詳細は明らかにしていないが,インターネット広告で発展したキーワード検索技術を活用するという。

 TiVo社は,ケーブルテレビ事業者である米Comcast Corp.の広告販売部門など広告代理店5社と共同で今回の製品開発を進めている。広告代理店が持つ,製品分野の分類や広告収入モデルといったノウハウを取り入れるためである。TiVo社はこのテレビ広告の検索機能により,製品に興味を持つ消費者と,そうした消費者に製品を売り込みたい広告主の両方に利点があると主張する。