【ET2005】米WISchip社の動画像処理マイコンにLinuxを載せ展示,H.264対応品も
アックスは,米ベンチャー企業WISchip International Ltd.が開発した動画像処理マイコン「Cypher7108」にLinuxを搭載し監視カメラに応用したデモンストレーションを,2005年11月16日から開催中の「Embedded Technology 2005」に展示した。今後は,WISchip社のH.264復号化回路搭載マイコン「DeCypher8100」(Tech-On! 関連記事)のLinux環境も手掛けていくという。
Cypher7108は,MIPSアーキテクチャのCPUコア,MPEG-4符号化回路,Ethernetコントローラ回路などを1チップに集積したマイコンである。デジタル監視カメラなどに応用できる。
今回の実演では,このマイコン上でOSとしてLinuxを動作させ,全体制御に利用した。このマイコンは,動画像の符号化をハードウエアで処理するため,CPUコアは「Linuxや全体制御アプリケーションを動作させられる余力がある」(同社)。アックスでは「Linux環境をチューニングするなどの改良を今後加えていく。技術支援サービスも提供する」と話している。
今後,同社はWISchip社のH.264復号化回路搭載マイコン「DeCypher8100」向けのLinux環境の開発や技術支援も行っていく。DeCypher8100は,H.264の復号化回路,MIPSコア,EthernetやHDMI端子向けの接続機能,画素数を変換するスケーリング機能などを1チップに集積したもの。対応する符号化方式は,H.264のほか,VC-1,MPEG-2など。1080pの映像再生が可能。ただし,今回はDeCypher8100の実機展示はなかった。
WISchip社のLSI製品は国内では加賀電子が販売する。アックスは,Linuxに関する開発やサポートで協力していく(PDF形式の発表資料)。












