アプリックスの代表取締役社長兼研究開発本部長である郡山龍氏は2005年11月9日,「JavaOne Tokyo」において「Java標準化の限界と今後の機能拡張の展望」と題して講演し,組み込みJava標準仕様の今までの経緯と今後のビジョンについて語った。 キーワードは「ダイナミック・フレームワーク」である。従来の組み込みソフトウエアは静的なリンクが前提となっていたが,仕様群が乱立し,しかも複雑化,巨大化する中でやがて限界がくる。解決策は,最小限の共通仕様をまずサポートし,他の機能群は必要に応じて動的に組み合わせられるようにすることだ。静的から動的へ──これが組み込みソフトウエア開発の進化の方向性である。
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