セイコーエプソンは,2005年上期の業績不振を受け,中期経営計画「Action07」を見直す(上期決算に関するTech-On!の関連記事)。Action07は2004年3月に発表したもので, 2006年度までの3カ年の経営目標や,事業ごとの活動方針を示していた。

 今回の見直しでは,Action07の目標として掲げていた「売上高1兆7700億円,経常利益率9%以上」はそのまま残し,新たな施策と戦略を立てることになる。今回の決算では,同社が主力とする携帯電話機向けの部品関連事業で,価格の大幅下落や在庫調整などの影響を受けたことから,「環境変化に左右されず常に利益を出せる事業構造」を目指すという。

 新たな施策と戦略をまとめた「構造改革プラン」は2006年1月下旬に開催予定の第3四半期決算発表時に公開する。続いて,同3月中旬には同プランに基づく中期経営計画説明会を開催する予定である。