韓国Samsung SDI Co.,Ltd.は,燃料電池の触媒にFeおよびCoを中心とした有機錯体の利用を検討中であることを明らかにした。同社Corporate R&D Center,Energy Lab.の研究者が,2005年10月16日から開催された米電気化学会(Electrochemical Society)のミーティングで発表した。希少金属であるPt(白金)を別物質で代替し,燃料電池の製造コスト低減を目指したもの。携帯機器に向けたダイレクト・メタノール型燃料電池(DMFC)の空気極で,酸素の還元反応に利用することを狙っている。
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