ロンドン,ヒューストン,シンガポールに拠点を持つICIS-LOR社の世界DRAM価格調査によると,アジアのスポット市場における256MバイトDIMM(Dual Inline Memory Module)の2005年10月7日までの30日間(9月8日~10月7日)移動平均価格は,PC2100が22.25米ドル,PC2700は42.75米ドルになった。同様に512MバイトDIMMは,PC2100が42.25米ドル,PC2700とPC3200が42.75米ドルだった。前週(9月30日までの30日間移動平均)と比べると,256MバイトDIMMのPC2100は+0.89%,PC2700は+0.92%,512MバイトのPC2100は+0.93%,PC2700とPC3200はいずれも+0.92%だった。
DIMMの2005年10月7日までの30日間移動平均スポット価格は,前週と同様にアジア市場で上昇した。しかし,2005年10月前半の大口向け価格は下落した。数週間のうちにスポット価格にも影響が及ぶ可能性がある。今回の大口向け価格の下落は,台湾メーカーが値下げしたことが原因だ。台湾メーカーは2005年中にもう一度,大口向け価格を引き下げる可能性が高い。例年であれば価格が上昇する時期なので,値下げ競争に突入したくないDRAMメーカーとしては厳しい状況だ。
表●DRAM代表品種の2005年10月7日までの30日間(9月8日~10月7日)移動平均価格(ICIS-LOR社調べ) | ||||||||||||||
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注)対前週比は2005年9月1日~9月30日の30日間移動平均価格との比。
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地域別のDIMM(512Mバイト品,PC3200)価格の推移(~2005年10月7日,ICIS-LOR社調べ) |