次世代光ディスクを搭載したノート・パソコンによるHDTV映像の再生デモがCEATEC JAPANで初公開された。
松下電器産業は,Blu-ray Disc,DVD,CDに対応したトレイ式の記録再生装置を搭載したノート・パソコンを出展した(詳細はこちらの関連記事)。Blu-ray Discに記録したHDTV映像の再生デモを行なった。装置の厚さは12.7mm。デスクトップ・パソコン向けのいわゆるハーフハイト機種(厚さ41.3mm)に比べて光学素子の集積度を高め,部品点数を従来の9個から2個に減らすなどして薄型化したという。この装置はパナソニックコミュニケーションズが開発,年内にもサンプル出荷を開始する予定だ。
一方,東芝はHD DVD,DVD,CDに対応したトレイ式の再生装置を,同社のノート・パソコン「Qosmio G20」に搭載。HDTV映像の再生デモを公開した。搭載した装置の厚さは12.7mm。東芝は2006年春までにはHD DVD搭載ノート機を発売する予定という。
ソニーは厚さ9.5mmと薄いBlu-ray Disc装置を出展,同装置の光ヘッドを使ってBlu-ray Disc媒体を再生するデモを見せている。ただし,こちらは映像を出しているわけではなく,再生信号のアイパターンを表示していた(詳細はこちらの関連記事)。