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 パナソニック コミュニケーションズと松下電器産業は,高速電力線通信「HD-PLC(high definition powerline communication)」の公開実験を実施している(関連記事)。実験は,宅内電力線を利用したホーム・ネットワークにさまざまな家電製品を接続し,その上でHD-PLCによって(1)HDTV信号の受信,(2)データ通信,(3)IP(internet protocol)電話,の3種類のアプリケーションを同時に動作させる「トリプル・プレイ」を実演するもの。
 HD-PLCのLSIと通信モジュールは既に開発済みで,日本で2005年12月にモジュールのサンプル出荷を開始する。物理層での伝送速度は170Mビット/秒,スループットは90Mビット/秒で「HDTV信号を3本同時に流せる」(松下電器産業)。