NTTドコモは2005年10月3日,「FOMA」対応の携帯電話機4機種を発表した(発表資料)。音楽再生機能を備える「MUSIC PORTER X」「Music Porter II」,厚さが16.7mmでFOMA端末としては最も薄い「prosolid II」,機能を絞って操作を簡単にした「らくらくホン シンプル」である。製造は,prosolid IIがパナソニック モバイルコミュニケーションズで,それ以外の3機種は三菱電機である。

 このうち,MUSIC PORTER Xは,1Gバイトのメモリを内蔵した。衛星デジタル放送「モバHO!」の音楽,音声番組の受信機能を備えている。受信した番組コンテンツやCDの楽曲情報は,内蔵メモリに録音して再生できる。対応する音楽ファイルの種類は,ATRAC3,ATRAC3plus,MP3,AACである。外部メモリ用のスロットは搭載していない。

 このほかMUSIC PORTER X はFMラジオ・チューナも内蔵する。それぞれの利用時間は,音楽の連続再生機能が約20時間,モバHO!の連続受信時間が約2時間,FMラジオの連続聴取時間が約18時間である。

 Music Porter IIは連続再生機能が約20時間で,対応ファイルはMUSIC PORTER X と同様ATRAC3,ATRAC3plus,MP3,AACである。レーベルゲートによる音楽配信サービス「Mora」で購入した著作権保護対応の楽曲も再生できる。メモリースティック PRO Duoへの保存も可能。

 今回発表した4機種と,9月27日に発表した地上デジタル放送(ワンセグ)対応の「P901iTV」は,2005年10月4日に開幕する「CEATEC JAPAN 2005」に出展する。