東芝は,HD DVD再生装置を搭載したノート・パソコンを2006年初頭までに発売する(ニュース・リリース)。世界同時立ち上げは行わず,まず日本で先行発売した後,段階的に販売先を世界に広げていくという。同社はこの製品を2005年10月4日~8日まで開催される「CEATEC JAPAN 2005」に参考出展する予定である。ノート・パソコン用再生装置は東芝サムスン ストレージ・テクノロジーの製品を採用する(Tech-On!関連記事)。

 東芝は,HD DVDプレーヤも国内では予定通り2005年末に発売する計画で,2005年末から2006年初めにかけてHD DVDの再生環境が入手できる見込みとなった。パッケージ・メディアについても,国内のコンテンツ・プロバイダー10数社と話を進めており「2005年末から2006年の年明け早々には,HD DVDソフトが登場すると考えている」(東芝 広報部)。米国では同社がHD DVDプレーヤを2006年春に発売する計画で,ハリウッド各社はこのタイミングでパッケージ・ソフトを提供する可能性が高い。