ドイツAudi社が、「A4」をベースにしたスポーティモデル「RS4」の詳細を発表した。2005年のジュネーブショーで発表した内容に加えて、技術の詳細などを明らかにした。

図1◎新型「RS4」。ハニカム調のグリル、拡大したフェンダ、30mm下げた車高などが外観上の特徴。

 排気量4.2LのV型8気筒エンジンを搭載する。A4のエンジンルームは改変しないでも収まるほど小型なユニットだが、最高出力は(313kW)420hpで、最大トルクが430N・m。スタートから100km/hまで4.8秒で加速する。

 ボディサイズは全長4589×全幅1816×全高1415mmで、ホイールベースは2648mm。軽量化のためにフロントフェンダやフロントフードをアルミニウム合金製とした。4輪駆動機構の「quattro」システムは基本トルク配分を前後40:60の非対称に設定したほか、トルセン式のセンターデフも搭載している。

 ロールとピッチを減らす「DRC(Dynamic Ride Control)」サスペンションを搭載。「RS6」で初めて搭載した同機構は、対角線上にあるダンパの流路をつなぎ、バルブでコントロールして車両制御する機構。新型RS4では小型・軽量化したのが特徴だ。