中西氏

type T

type Tのシステム基板
 ソニーは2005年8月30日に発表したパソコン「VAIO」の新機種と製造・販売形態「VAIOオーナーメード」について,同9月1日,銀座ソニービルで記者向けの「新バイオ体験イベント」を行った(VAIOホームページ)。ゲストとして元・Jリーガーでスポーツ・キャスターの中西哲生氏が登場。一般に先駆けて購入した新VAIO「type T」の使い心地を語った。「パソコンを持ち歩いて外で原稿を書くことも多いので,軽いことは僕にとって大切な条件ですが,これは本当に薄いし軽い。本体だけじゃなくACアダプタまで軽いのがありがたいですね」(中西氏)。

 新機種の中でも注目を集めているのが,薄型ノート・パソコン「type T」だ。11.1インチ型の液晶ディスプレイ部の厚さが約4.5mmと薄い。従来の蛍光管に代わって白色LEDを採用したほか,導光板やシステム基板の薄型化・小型化により,従来比で約50%の薄型化,約30%の軽量化を実現した。本体の厚さは最薄部で21mm(最厚部は28.5mm),重さは1.25kg。筐体材料にはレーシング・マシンなどで使われることの多いカーボン・ファイバーを用いている。キーボード部には,Edyカードやおサイフケータイなどに対応した「FeliCaポート」を搭載した。対応するカードや携帯電話機をかざすとインターネットでの買い物やチャージができる。


type Tのディスプレイには白色LED採用

 VAIOオーナーメードは,VAIOの筐体色や仕様などを顧客が選んで注文できるシステム。CPUやディスプレイの大きさ,メモリなどの基本仕様に加えて,ソフトウエアやアクセサリ,サポート・サービスなどを指定して注文すれば,工場から直送で自宅へVAIOが届く。対応機種はノート型が6機種,デスクトップ型が4機種。今後,順次拡大する計画である。中西氏は,「僕はテレビに出る職業なのでイメージも大切。持ち歩くパソコンにも気を遣います。パソコンも洋服やバッグのように,自分自身に合ったモデルを身に付けたいものですね」と,オーナーメードのコンセプトに満足の様子だ。


銀座ソニービルのショウルーム1階