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【続報】NTTドコモのケータイ向け燃料電池,富士通フォーラムで触ってきました

2005/07/14 21:46
河合 基伸=日経エレクトロニクス
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左が今回開発した試作品。右が2004年9月に発表した試作品
左が今回開発した試作品。右が2004年9月に発表した試作品
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カートリッジの取り外し方法
カートリッジの取り外し方法
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 富士通研究所は,2005年7月14日と15日に東京国際フォーラムで開催している「富士通フォーラム2005」で,携帯電話機向けの外付け燃料電池を披露した(Tech-On!関連記事)。会場では来場者が燃料電池を手に取りながら説明員に熱心に質問する姿が見られた。NTTドコモと共同開発したもので,7月13日〜15日に開催中の「ワイヤレスジャパン2005」ではNTTドコモのブースで見ることができる。

 両社は2004年9月末に最初の試作機を披露した。今回は,使用時間を3倍に延ばしたほかに,いくつかの改良を施した。その1つが,燃料カートリッジである。燃料カートリッジ内を加圧して供給する方式にしたことで,燃料電池をどのような方向に置いても燃料の供給が可能になった。従来は常圧だったために,発電セルを燃料カートリッジよりも下に配置して,重力でメタノール水溶液を供給していた。
 カートリッジ部を取り外す手順は次の通り。解除ボタンを押してカートリッジ部を回し,さらに数mm横にスライドしてカプラを外した後に,カートリッジ部を取り外す。実用化するには,カートリッジの取り外し手順を簡略化する必要があるとした。

 カートリッジには濃度が99%以上のメタノール水溶液が入っている。反応によって発生する水を利用してメタノール水溶液を希釈しながら,MEA(膜電極接合体)に投入する。起動時にはメタノールが触媒と反応して発生する水のみを利用するため,立ち上がり時の出力は低くなる。

 富士通研究所では,携帯電話機に内蔵する燃料電池の開発も始めている。燃料電池を内蔵した場合でも,既存の携帯電話機よりも厚さが数mm増える範囲に収めるのが目標という。そのためには,MEAの特性向上のほかに,反応によって生じる水の処理機構を小型化する必要があり「いくつかのブレーク・スルーがいる」(説明員)とした。今回披露した燃料電池では,水の循環機構が筐体の半分程度を占めている。

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