発光効率が37lm/Wである青色のリン光有機EL素子を開発したと,山形大学工学部の城戸淳二教授を中心とした研究グループが発表した(発表資料)。外部量子効率は約20%で,内部量子効率に換算すると約100%程度,輝度は印加電圧+5Vで700cd/m2程度,+8Vで10000cd/m2を超えるとする。従来のリン光有機EL素子では,緑と赤に比べ,青色の発光効率が低かった。これまでの最高記録は同研究グループが昨年発表した23lm/Wだという。今回は主に,新たに開発した材料を正孔輸送層,発光層,電子輸送層に用いて実現した。
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