ソフトウエアの不具合が見つかった「Vodafone 802SE」
ソフトウエアの不具合が見つかった「Vodafone 802SE」
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 ボーダフォンは,2004年12月に発売した第3世代携帯電話(3G)端末「Vodafone 802SE」にソフトウエアの不具合があることを明らかにした。この製品のユーザーに対しては,同社の携帯電話機販売店の店頭でソフトウエアの書き替え処置を無償で実施する(PDF形式の発表資料)。

 ボーダフォンによると,販売済みの同製品全数に当たる約12万台に不具合が存在する。不具合の内容は,(1)電話帳画面で特定の手順の操作を実行すると,電源が切れ再起動する,(2)「着うた」などのコンテンツのダウンロードが正常にできない,(3)圏外から圏内に移動しても,端末の表示が「圏外」のままになる,(4)ファイル名が正しく表示されない,など。

 同社では,「同製品の発売当初から,不具合に関する問い合わせをユーザーから受けていた。ただし,個別の製品だけで発生する問題なのか,全製品に共通の問題なのかを分析するのに時間がかかった」としている。なお,今回新たに提供する修正ソフトウエアでは,端末の動作速度が従来より向上するような改良を別途施している。