モバイル・リサイクル・ネットワークのマーク |
モバイル・リサイクル・ネットワークが全国2000人にとったアンケートでは,過去1年間に携帯電話機やPHSを処分した人は全体の16%にとどまっており,前年度の42%から大きく落ち込んだ。処分した人の中でも「ゴミとして捨てた」とする人が36%に上った。携帯電話機・PHSのリサイクルについての認知度も50%を切っている。モバイル・リサイクル・ネットワークのマークについての認知度は24%で,前年度よりも低い結果となった。
現在利用している機種以外にPHSや携帯電話機を保有する理由(複数回答)としては,多い順に,「コレクション・思い出として」,「個人情報が漏れるのが心配」,「電話帳として」,「データのバックアップ用」,「子どもの遊び道具に」となった。メールや写真などのデータが端末内部に残っているので処分したくないという意向が強いことがわかる(下図)。
旧機種を保有する理由 |
モバイル・リサイクル・ネットワークでは,携帯電話機の多機能化を受けて通信機能を利用しなくなっても端末を手元に置いておく人が増えたために,回収率が低下したとみている。今後は,データの移行措置や個人情報の漏洩対策を講じることで,回収可能性を高めていきたいとする。