日立製作所と日立ビークルエナジーは,車載用のリチウム(Li)イオン2次電池で必要な,充電レベルや温度といった電池のコンディションを監視/調整する制御装置(電池制御装置)を小型・低コスト化できる専用ICを開発したと発表した。IC化したのは,電池制御装置で使われるセルコントローラと呼ばれる部分。従来のセルコントローラと比較して,同ICはコストが1/8,体積が1/10,故障率が1/30になったという。ちなみに,日立ビークルエナジーは,バッテリシステム(電池モジュール,冷却用ファン,電池制御装置,電圧センサ,電流センサ,リレーを含む)全体におけるセルコントローラのコストの比率を「1割以下」としている。
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