東芝松下ディスプレイテクノロジー(TMD)は,米国ボストンで開催しているディスプレイ関連の学会/展示会「SID 2005」の講演(講演番号:9.3)で,PDP以上の動画視認性能とコントラスト比などの表示性能を両立させたOCB(optically compensated birefringence)液晶パネルを開発したと発表した。動画のボヤケを考慮した測定方法による応答速度「MPRT」が6.5msと速く,かつコントラスト比が500対1,輝度が500cd/m2と実用レベルであるのが特長。「従来の液晶パネルのMPRTは良くても10ms以上,PDPでも8ms~10msだった」(同社)という。
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