後発のHynix社が急速にシェアを拡大
需要の拡大を受けて,2005年第2四半期に入ってもメーカーは増産を続けている。特にフラッシュEEPROMだけでなくDRAMも生産しているメーカーは,DRAMの採算悪化に伴い,一部の生産ラインで生産品目をDRAMからNAND型フラッシュEEPROMに切り替えてNAND型フラッシュEEPROMを増産している。一般にDRAM用ラインは生産能力が大きいため,一部を切り替えるだけでもNAND型フラッシュの生産量は大幅に増える。2004年にNAND型フラッシュEEPROM分野に参入した韓国Hynix Semiconductor Inc.は,こうした切り替えによる増産で,2005年は大幅にシェアを上げそうだ(関連記事)。
フラッシュEEPROMの世界生産個数の推移(2004年までは実績値,2005年は予測値) |
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