検索画面例。「MARSFLAG」には,火星に旗を立てるような実現困難な夢をかなえたいという意味が込められている。
検索画面例。「MARSFLAG」には,火星に旗を立てるような実現困難な夢をかなえたいという意味が込められている。
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「遊び感覚でも使えます」とマーズフラッグ代表取締役社長の武井信也氏
「遊び感覚でも使えます」とマーズフラッグ代表取締役社長の武井信也氏
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発表会場にはタレントの眞鍋かをりさんが登場。「眞鍋かをり」での検索結果に「画像がどれも綺麗で,私のブログが見劣りしちゃう」と苦笑い。
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 「ヤフー,グーグルに続く第3の検索エンジンを目指す」。ネットワーク・システム開発ベンチャーのマーズフラッグ代表取締役社長である武井信也氏はこう抱負を語った。同社は,2005年3月9日より,検索結果を画像の一覧で表示するインターネット検索サービス「MARSFLAG」を提供する。WWWサイトのイメージ画像をタイル状に表示することで,そのサイトの内容を一目で把握できる点が強みという。

 画像の収集には自社開発のクローラを用いる。「更新のあったページの画像は24時間以内に収集できるはず」としており,リアルタイム性と,表示速度の速さをウリにしている。検索アルゴリズムも自社で開発した。「人間くさい結果を出す」(武井氏)ために,同社が2000年より提供してきたオンライン・ブックマーク・サービス「MARK AGENT」のユーザー動向を反映するなど,独自に定義する「人気度」をふまえて表示の順位を決めるという。また,アダルト・コンテンツなど,同社が「有害」と判断するサイトを検索結果に表示させない「セーフティー機能」を盛り込んで,検索結果を画像で表示することの弊害を小さくする工夫をした。

 2005年6月をメドに広告事業を開始する。検索語に関連する企業サイトの広告を表示させる広告メニューや,検索語に関連する商品(DVDや書籍など)の広告を掲載してアフィリエイト収入を得る広告メニューなどを検討しているという。

 検索対象ページ数は非公開。「今はまだ若干少ないかもしれないが,将来は世界最多を目指したい」と武井氏は意気込みを語る。対象ユーザーは「お子様からお年寄りまで,マニアからインターネット初心者まで。早期に1000万人のユーザー獲得を目指す」(同氏)としている。