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「90分なら疲れない」,電子ペーパーでの読書後の視覚疲労について日本工大が発表

2005/02/24 17:44
赤坂 麻実=Tech-On!
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発表の様子
発表の様子
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 電子ペーパーを用いた読書端末と文庫本で読書した場合,目の疲れはどう違うのか―――。ディスプレイと視覚疲労の関係について研究を続ける日本工業大学 情報工学科 教授の磯野春雄氏は,90分以内なら,電子ペーパーと文庫本のどちらで読書した場合にも,視覚疲労が認められないとの実験結果を発表した。「紙面とディスプレイ画面に関わる先端技術動向」をテーマに東京都内で開かれた「エレクトログラフィー特別研究会」で明らかにしたもの。

 磯野氏らのグループは,ソニー製の読書端末「LIBRIe」(Tech-On!関連記事)と文庫本を使って男女大学生13人に90分間の読書をしてもらい,それぞれの視覚疲労を測定した。眼科で使う測定機であるアコモドポリレコーダを用いて,視覚疲労の指標となる調節近点距離や調節緊張時間,調節弛緩時間を測定した結果,読書端末,文庫本のどちらで読んだ後であっても視覚疲労はほとんど認められなかった。また,アンケートによる主観的な測定においても,どちらで読んだ後にも視覚疲労の自覚症状は軽微だった。

 磯野氏は,「もちろん,これ以上の長時間になれば疲れは出てくると予想されるが,通勤時間としては90分以下が一般的と考えて,今回の読書時間を設定した。電子ペーパーは,この時間内であれば,視覚疲労の点では紙と遜色のない水準に達していると言えるので,今後は反射率やコントラスト比などを高めて読みやすくすること,使い勝手を良くすることなどが課題になる」と発表を締めくくった。

調節近点距離のズレは小さいまま
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アンケート調査結果
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