米Apple Computer, Inc.は,2005年度第1四半期(2004年10月~12月)の業績を発表した(発表資料の日本語訳)。売上高は対前年同期比74%増の34億9000万米ドルだった。純利益は2億9500万米ドルで,前年同期からは368%増加した。売上総利益率も前年同期の26.7%から28.5%へと上昇している。希薄化後の1株当り利益は0.70米ドルとなった。売上高,純利益ともに,四半期で過去最高という。

 好調な決算の要因は,携帯型音楽プレーヤの「iPod」である。この四半期の出荷台数は458万台で,前年同期を525%上回った。累計では1000万台以上を販売したという。同社によれば「iPod効果により」,主力のパソコン「Macintosh」の出荷台数も,対前年同期比26%増の104万6000台と大きな伸びを見せた。

 なお,第2四半期(2005年1~3月)の業績については,売上高約29億米ドル,希薄化後の1株当り利益0.40米ドルを見込んでいる。