2台のテレビ受像機に電力線で動画を伝送
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電力線伝送用の装置
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UWBの伝送装置
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シャープは，米国ラスベガスで開催中の「2005 International CES」において，家庭内ネットワークにおけるHDTVの動画伝送を実演した。伝送媒体に電力線を使った。業界団体「HomePlug Powerline Alliance」の規格に準拠した伝送方式を利用する。伝送速度は100Mビット/秒程度という。
シャープはHomePlug Powerline Allianceのスポンサー企業であり，伝送仕様の策定に深く関わってきた。また同社は4年ほど前より，米Conexant Systems，Inc.と家庭内ネットワークに向けた電力線伝送モデムの研究開発を進めてきた。なおシャープは，2005年1月3日からラスベガスで開催した民生機器向け通信技術の国際学会「CCNC」において，高速電力線伝送技術に発表していた。その中では，アクセス方式としてTDMAとOFDMAを比較評価しており，OFDMAに優位性があるとしていた。
HDTVの動画伝送では，UWBを使った手法も実演した。試作した伝送装置の内部で利用するチップセットは他社の開発品を使っているという。ただし，メーカー名や伝送方式については明らかにしなかった。
