筐体下部に無線回路を組み込んだ
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米Freescale Semiconductor，Inc.は，米国ラスベガスで開催中の「2005 International CES」において，UWBに対応する携帯電話機の試作機を出展した。米Motorola，Inc.と共同開発したもの。Motorola社の携帯電話機「E680」を基に試作した。最大データ伝送速度は100Mビット/秒。
筐体内部に，Freescale社のSDカード型UWBモジュール，およびアンテナを組み込んである。VGAサイズの写真を撮影できるカメラ・モジュールを内蔵する。会場では，携帯電話機のカメラで撮影した写真画像を，UWBを使ってノート・パソコンに瞬時に伝送するデモを行った。伝送方式はDS-UWB方式。
Freescale社によれば，Motorola社以外にも複数の携帯電話機メーカーと共同開発を進めているという。Freescale社の担当者は「2006年ころに，対応携帯電話機が発売される」（同社 Ultra-Wideband Operations，DirectorのMartin Rofheart氏）と，機器メーカーの早期の製品化に期待しているという。
