ソニーは7日,台湾TFT液晶パネル大手である台湾Chi Mei Optoelectronics Corp.(CMO)の日本子会社であるインターナショナル ディスプレイ テクノロジー(IDTech)の液晶パネル製造事業を185億円で買収する,と発表した。これにより,ソニーはIDTechの製造拠点である野州事業所の従業員と生産設備を継承する。さらに同事業所に270億円を追加投資し,これまで手がけてきたアモーファスSi(a-Si)液晶でなく低温多結晶Si-TFT(LTPS)液晶パネルの生産拠点とする予定である。同事業所のTFT液晶パネル生産ラインのガラス基板サイズは550×650mm2(第3世代),生産能力は7万5000枚/月(基板ベース,a-Siの場合)だが,追加設備の導入によって,2006年4月から,2万5000枚/月の生産ラインとして生産を開始する計画である。
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