開発現場で多用される測定器であるオシロスコープで、正しい測定結果を得たり、機能を最大限に活用したりするための知識やコツを説明する本連載。前回はデジタル部を中心に、正確な測定結果を得るための方法を紹介した。今回は、“取得”を意味する「アクイジション(acquisition)」をキーワードに、オシロスコープが備えるさまざまなアクイジション・モードを解説してもらった。(本誌)

 これまでの連載で、オシロスコープを正しく操作しないと、本来見たい信号が見えなくなることを理解してもらえたと思う。測定結果が不正確になることがある場合も説明した(「拡張トリガでデバッグの手間を軽減」参照)。