特集
さらばムーアの法則
目次
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Gordon Moore、かく語りき
2005年。「ムーアの法則40年」に当たるこの年の4月15日、本誌はGordon Moore氏にインタビューする機会を得た。これまで秘蔵してきた内容を改めて紹介する。今からちょうど10年前、当時76歳だった同氏はムーアの法則について、40年の継続でさえ想定外だったと語った。(聞き手=枝 洋樹)日経エレクトロニクス
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【第2部:ポストムーア時代に挑む】3次元や非ノイマン、新技術の胎動の時
ムーアの法則が通用しなくなる時代には、微細化に代わる集積回路の新たな価値向上手段が欠かせなくなる。3次元化やコンピューターアーキテクチャーの刷新など、その芽は着実に出てきた。ひたすらに微細化を追ってきた50年から、多様性の時代へ。技術パラダイムがガラリと変わる。日経エレクトロニクス
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産業の50年を支えた見えざる調和率
ちょうど50年前。1965年4月19日付の米技術誌「Electronics」に、気鋭の電子技術者による1本の論文が掲載された。タイトルは「Cramming More Components onto IntegratedCircuits」。和訳すれば「集積回路により多くの部品を詰め込む」だ。著者は当時…日経エレクトロニクス
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【第1部:ムーアの法則、黄昏の時】微細化はもう限界、価値創造の手腕で勝負
過去50年にわたって電子産業の成長を支えてきたムーアの法則が、終焉を迎えつつある。トランジスタを微細化して回路の集積度を高めるほどコストが下がり、性能が高まる黄金時代は既に去った。エレクトロニクス業界はムーアの法則に依存した開発手法から、創意工夫をこらして価値を生みだすスタイルへの転換を迫られている…日経エレクトロニクス