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HOME有料会員向けトップ > 「Nano」の失地回復なるか、成長するJaguar Land Rover

日経Automotive 2015年4月号

自動車メーカー戦略分析

「Nano」の失地回復なるか、成長するJaguar Land Rover

第6回:Tata Motors社

  • 川野 義昭=IHS Automotive
  • 2015/03/10 00:00
  • 1/4ページ

出典:日経Automotive、2015年4月号、pp.90-93(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

インドTata Motors社にとって、同国の乗用車市場における存在感の低さはじくじたる思いだろう。勝負をかけた超低価格車は失敗。だがJaguarLand Roverが成長軌道に乗る。再びインドで攻められるか。 (本誌)

 インドTata Motors(タタモーターズ)社は、同国最大の財閥Tataグループに属する自動車メーカーである。インドが中心の乗用車の世界販売台数は100万台に届かないものの、商用車の販売シェアはインドで首位の6割程度だ。今のところ、商用車メーカーとしての色合いが濃い。

 ただ2008年に米Ford Motor社から買収したJaguar Land Rover(ジャガーランドローバー:JLR)ブランドの車両の販売が好調で、乗用車メーカーとしての存在感が大きくなっている(図1)。世界的に高まるSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)の人気を背景に、Land Roverブランドの「RangeRover Evoque」などが売れている。

図1 Tata社の世界販売台数の実績値と予測値
2014年までインド市場が停滞していたことで減っていたが、2015年以降に上昇に転じる。好調なのがJLRブランドの車両である。2012年以降、過去最高を更新し続けるだろう。

 一方、Tataブランドの車両は苦戦している。商用車ではインドMahindra& Mahindra社に追い上げられ、乗用車では2009年に投入した超低価格乗用車「Nano(ナノ)」の販売不振が深刻だ。発売当初に計画した目標の1/10程度の販売台数に低迷している。「安かろう悪かろう」のイメージがインドで定着し、当初見込んだ顧客層に選んでもらえなかった。マーケティングで完全に失敗したといえる。

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