図1 エムトピア代表取締役社長の林廣守氏
手に持っているのはObjet1000で造形した立体モデル。最大造形寸法は、この立体モデルよりも各寸法が約2 倍以上大きい。

 試作モデルや治具などの多品種少量生産を手掛けるエムトピア(本社大阪府東大阪市)は、2014年12月と2015年1月に3Dプリンターを相次いで導入した。「ものの造り方が大きく変わる、という危機感がある。それに対応するためには、3Dプリンターをいち早く導入する必要があると判断した」(同社代表取締役社長の林廣守氏、図1)。3 Dプリンターの能力に頼るだけでなく、表面処理など既存の工法との組み合わせに関するノウハウも積極的に蓄積していく方針だ。