ニュースの深層
目次
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新型「リーフ」を実車試験と分解調査、電池は空冷、パワーユニットはエンジン形状
日経 xTECH編集部と日経BP総研 リアル開発会議は日産自動車の新型「リーフ」の実車走行試験と分解調査を始めた。日経ものづくり
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技能職出身の異色副社長が語るトヨタの危機感
河合満副社長が決算発表でプレゼン
トヨタ自動車は2018年2月6日、2017年度第3四半期(2017年9〜12月)の決算および通期での見通しを発表した。同日に開催された決算説明会では、競争力強化に向けた取り組みとして3つの分野を紹介。特に、その1つである「ものづくり/技能伝承」について同社副社長の河合満氏がプレゼンテーションを行っ…日経ものづくり
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負傷事故でドローンに新規制、立ち入り禁止区画や速度制限を明確化
国土交通省は2018年1月31日、「無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領」(以下、審査要領)を改正し、同日から施行した。ドローンやラジコン飛行機などの「無人航空機」を多数の人が集まる場所の上空で飛行させる際の具体的な安全対策を追加した。日経ものづくり
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JR西日本、新幹線初の重大インシデント、台車に140mmの亀裂、異常認めつつも運行
2017年12月11日、新幹線「のぞみ34号」(博多駅13:33発、東京駅18:33着予定、N700系16両編成)で深刻なトラブルが発生した。名古屋駅で運転を取りやめた時点で、車両を支える重要な構造部材である台車枠の一部(側バリ)に、下から上に向かって長さ140mmもの亀裂が入っていたのだ。側バリは…日経ものづくり
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日立と東芝、エレベーターの安全装置で大臣認定違反
申請時と設計・製造で異なる仕様を使う
エレベーターの安全装置において、その性能を担保する国土交通大臣認定に適合しない製品が出荷されていた。2017年12月19日に日立製作所が、同年12月26日に東芝エレベータが、戸開走行保護装置(UCMP、Unintended Car Movement Protection)に大臣認定への不適合があった…日経ものづくり
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トヨタがEVサービス、ホンダはロボット、CES 2018で“領域を超える”新事業
2018年1月9日~12日の会期でエレクトロニクス関連の大型展示会「CES 2018」が米国ラスベガス市で開かれた。米CTA(Consumer Technology Association:全米民生技術協会)が主催する同展示会は、全世界150以上の国や地域から3900を超える出展社、17万人を超える…日経ものづくり
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トヨタ、2030年までに電動車比率5割へ
開発統括部長が戦略を語る
トヨタ自動車は2030年までに、世界で販売する車両の50%以上を電動車両にする。トヨタとパナソニックが2017年12月13日に共同開催した車載用角型リチウムイオン2次電池の協業に関する会見で、トヨタ社長の豊田章男氏が明らかにした(図1)。日経ものづくり
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PythonでFA制御、マルチ言語混用するPLCなどでIoT進めるドイツ
FAシステム展示会「独SPS IPC Drives 2017」レポート
FAの世界で、標準的な技術を取り入れて接続性や相互運用性を高める「オープン化」の動きが進んでいる。その震源地は、インダストリー4.0を推進するドイツだ。2017年11月下旬に同国・ニュルンベルクで開催されたFAシステムの展示会「SPS IPC Drives 2017」では、生産ラインを構成するコント…日経ものづくり
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ジェネレーティブ・デザインと深層学習、新設計手法の実用化が進展
設計案をコンピューターが自動的に生成するジェネレーティブ・デザインや、ディープ・ラーニング(深層学習)を応用した新たな設計手法が、いよいよ現実のものになってきた。3D-CADベンダーの米Autodesk社は2018年中ごろに、ジェネレーティブ・デザイン機能を持つソフト「Autodesk Genera…日経ものづくり
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新型エンジン「LE-9」、JAXAが種子島で実機初公開
試験用実機2号機と燃焼試験場を公開、1号機の成果を反映、耐久試験へ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2017年11月14日、種子島宇宙センター(鹿児島県)で、新型ロケットエンジン「LE-9」の実機型エンジン2号機と燃焼試験場などを報道陣に初めて公開した。日経ものづくり
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JAXA、気候変動観測衛星「しきさい」を種子島で公開
陸上近くのエアロゾルを高精度観測、温暖化予測に役立てる
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2017年11月14日、種子島宇宙センター(鹿児島県)で「気候変動観測衛星『しきさい(GCOM-C)』」の実機を公開した。「多波長光学放射計(SGLI)」を搭載しており、近紫外から熱赤外域までの特定の波長帯を計測し、植生や海面温度、エアロゾル・雲などの観測に役立てる日経ものづくり
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「腐ったミカン」をつかめるロボット、慶大、独自の力触覚技術を幅広く応用
慶応義塾大学の研究グループは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同で独自の力触覚アクチュエーターの技術を利用した双腕型ロボットシステム「General Purpose Arm」を開発した。ロボットアームが検知した触覚と視覚、聴覚、移動情報を、遠隔で操作者に伝える機能を備える。操作者の腕…日経ものづくり
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神戸製鋼、終わらない品質データ偽装連鎖、調査を継続
組織ぐるみの関与や意図的な隠蔽も発覚
拡大する製品の品質データ偽装の実態に、神戸製鋼所に対する信頼が今、大きく揺らいでいる。現時点で明らかになっている不適切な製品(品質データを偽装していた製品)は、売上高ベースで約4%。不適切な製品の出荷先は約500社に上る─。2017年10月13日に都内のホテルで開かれた記者会見で、神戸製鋼は自社製品…日経ものづくり
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タカタ製エアバッグの改修率は8割未満、部品不足で消えない「事故リスク」
欠陥エアバッグ問題で経営が悪化したタカタが民事再生法の適用を申請してまもなく3カ月。製造業で戦後最大の経営破綻にもかかわらず、国内取引先の連鎖倒産は発生していない。もっとも、影響を最小限に抑えたと見るのは早い。「事故リスク」を消せない問題が根深く残っている。日経ものづくり
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カシオ、ロングセラー時計の組立自動化、複数工程に使える設備を開発
カシオ計算機は、デジタル式腕時計の普及機種について組み立てを全自動化する。さまざまな部品の組み付け工程に適用可能な標準的な自動化設備を開発し、治具と制御ソフトウエアを変えて各工程に適応させ、これらを接続することでラインを構成する。技術開発を現在進めており、一通りのメドをつけた。2018年夏に山形カシ…日経ものづくり
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沖縄で1万人が利用した創業支援、地の利を生かし連携実現
2016年8月に沖縄県沖縄市で開設された創業支援施設「スタートアップカフェ コザ」は1年間で1万人以上が利用。コワーキングスペースの提供や創業支援に関する相談を無料で受け付けるなどの活動を行う。沖縄の地の利を生かし、創業に向けた人づくりや人脈、コミュニティーづくりを進めている。日経ものづくり
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3Dプリンターでサービスパーツを供給、リコーがコストと納期の改善を実現
自社の製品開発プロセスにおける試作品だけでなく、顧客の手元に届く最終製品の製造手段としての活用も広がる3Dプリンター(AM、Additive Manufacturing)。従来の他の工法に比べて形状の自由度が高く、一体化による接合や組み立ての省略も可能なため、軽量化や低コスト化などを実現できる。日経ものづくり
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トヨタとマツダが資本提携、EV開発も協調、独自路線を貫くホンダは質を追求
「米Google社や米Apple社、米Amazon.com社といった新興企業と闘っていくためには、新たな仲間づくりが欠かせない。マツダとは未来のクルマを絶対にコモディティーにしないという基本的な考え方で一致した」(トヨタ自動車社長の豊田章男氏)─。日経ものづくり
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カシオ、タイ工場に自動化導入、生産性2.6倍に
人件費高騰で完全手組みラインから改装、IoT管理や故障予兆分析も視野
カシオ計算機は、カシオタイ(ナコンラチャシマ県)に自動化組み立てラインを構築し、2017年8月に本格稼働を開始した。これまでは全ての組み立て工程に手作業を要する“手組みライン”だったが、その一部工程に自動化装置を導入。もともと18人必要だったところを11人で作業できるようにした。日経ものづくり
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はやぶさ2、小惑星到達まであと1年、4つの新技術を試験、探査の準備進む
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月12日、小惑星リュウグウの土壌サンプルを持ち帰る小惑星探査機「はやぶさ2」の現状を説明する記者会見を開催した(図1、2)。日経ものづくり