連載の前回は、エアコンやスロットカーのパラメトリックモデルを考えた。スロットカーについてはモーターの選択をトレードオフ分析の例として示した。今回は、制御方式に特化した、より厳密なトレードオフ分析を実現する実行可能モデルを構築する手法について解説する。今回の内容はSysMLからやや離れるが、実行可能で妥当な物理モデルを作る技術は、異なる分野のエンジニアが良質なコミュニケーションをするために必要な技術である。(本誌)